バーテンダー駆け出しの頃からの相棒、ボンベイサファイヤについて


バーテンダーとして長年使用うさせていただいています。
このボンベイサファイヤについての歴史や製法、こだわりについてご紹介します。
ボンベイサファイヤは、ジンの中でも特に人気のあるブランドで、その美しい青いボトルは一目でわかります。
では、早速その魅力に迫っていきましょう。

ボンベイサファイヤの歴史

ボンベイサファイヤは、1987年にイギリスのジンメーカーである「ボンベイ・ジン」が製造を開始しました。
私がバーテンダーとして使用し始めたのは、今から約30年前の1995年あたりだった記憶があります。
ブランド名の由来は、インドのボンベイ(現在のムンバイ)にあります。
この地域は、スパイスやハーブの交易が盛んであり、ボンベイサファイヤもその影響を受けています。特に、ボンベイサファイヤは10種類のボタニカルを使用しており、その中にはジュニパーベリー、コリアンダー、アーモンド、レモンピールなどが含まれています。

ボンベイサファイヤの製法は、伝統的な蒸留方法を用いており、特に「蒸留器の中にボタニカルを吊るす」という独自の手法が特徴です。この方法により、ボタニカルの香りがより豊かに抽出され、ジンの風味が一層引き立ちます。

製法とこだわり

ボンベイサファイヤの製法は、非常に手間がかかりますが、その分高品質なジンが生まれます。
まず、厳選されたボタニカルを使用し、それらを蒸留する際に、ボタニカルを蒸留器の上部に吊るすことで、蒸気がボタニカルを通過し、香りを引き出します。
このプロセスは「蒸気抽出」と呼ばれ、ボンベイサファイヤの特徴的な香りを生み出す要因となっています。

また、ボンベイサファイヤは、アルコール度数が47%と高めで、しっかりとした味わいが楽しめます。
これにより、カクテルに使用した際にも、その風味がしっかりと感じられます。

味わいと香り

ボンベイサファイヤの味わいは、非常にバランスが取れています。口に含むと、まずはジュニパーの爽やかな香りが広がり、その後にスパイシーさやシトラスの香りが感じられます。
特に、レモンピールやコリアンダーの香りがアクセントとなり、飲みやすさを引き立てています。

このジンは、ストレートでも楽しめますが、やはりカクテルにすることでその魅力が最大限に引き出されます。
ジントニックやマティーニなど、様々なカクテルに合わせることができ、どんなシーンでも活躍します。

カクテルとの相性

ボンベイサファイヤは、カクテルとの相性が抜群です。
特におすすめなのが、ジントニックです。ボンベイサファイヤの爽やかな香りと、トニックウォーターの苦味が絶妙にマッチします。レモンやライムのスライスを加えることで、さらにフレッシュ感が増し、夏の暑い日にもぴったりです。

また、マティーニにしても、その風味がしっかりと感じられ、上品な味わいが楽しめます。
ボンベイサファイヤを使ったカクテルは、どれも洗練された印象を与えてくれるので、特別な日の一杯にも最適です。

他のジンとの比較

ボンベイサファイヤは、他のジンと比較してもその独自性が際立っています。
例えば、ビーフィーターやゴードンといった他のブランドと比べると、ボンベイサファイヤはよりフルーティーでスパイシーな香りが特徴です。
また、アルコール度数が高いため、しっかりとした味わいを求める方には特におすすめです。

さらに、ボンベイサファイヤはその美しいボトルデザインも魅力の一つです。
パーティーや特別な場面でのプレゼントにも喜ばれること間違いなしです。

ボンベイサファイヤの総評とおすすめポイント

ボンベイサファイヤは、その歴史や製法、味わいにおいて非常に高いクオリティを誇るジンです。
特に、カクテルとの相性が良く、様々なシーンで楽しむことができます。
ストレート・オンザロックでもカクテルでも、その魅力を存分に味わえる一品です。

また、ボンベイサファイヤは、見た目にも美しいボトルデザインが特徴で、贈り物としても喜ばれることが多いです。
ぜひ、特別な日の一杯として、ボンベイサファイヤを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ボンベイサファイヤは、ジン好きにはたまらない一品です。
ぜひ、あなたの酒棚に加えてみてください。
きっと、その魅力に取り憑かれることでしょう。

最後に、ボンベイサファイヤを楽しむ際には、ぜひその香りや味わいをじっくりと味わってみてください。
新たな発見があるかもしれません。


タグ

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